アンテナショップのアンテナ、どこに張る?

June 11, 2016

 

打ち合わせで飯田橋にいたので、現地にある青森県のアンテナショップに寄ってみました。子どもの頃から好物の「味よし」と、最近好きになった日本酒の「豊杯」の限定品を購入。どちらも青森じゃないと手に入りにくいので、アンテナショップの存在はありがたい。

 

あちこち飛び回る仕事なので、現地に行ったときにでも買えばいいのですが、そういうときは用事に追われて買えなかったりするので、東京だろうとどこだろうと、出会ったタイミングで欲しければ、そこで入手すればよいというスタンスです。

 

札幌に行く仕事があり、スープカレーを連想していたら、目の前に店があったから先に仙台で食べてしまったり、仙台に行くときに東京駅で利久の牛たんを食べてしまうのも、感覚としては同じで、要はほしいタイミングと、その土地にいるタイミングは別々だったりするわけです。

 

その点、都道府県のアンテナショップがひしめく東京は、「あ、○○の地域の××がほしいなぁ」なんて思ったら、メジャーなものはアンテナショップに行けば手に入るので便利です。ネットショップは届くまで最低でも1日かかるので、私のように「いま入手したい!」という短気な人には、実店舗の存在はありがたい。

 

ところがこのアンテナショップ、やはり栄枯盛衰があるようで。

 

昨年、大阪で、街歩きで得た情報をWebの地図に載せるワークショップを行いました。シニア世代の参加者たちが、好きなテーマを選び、街へ情報を集めに行くというもので、あるチームが、全国の名産品を売っている店のマップを作りたいとなり、梅田界隈の店探しに出ました。

 

デパートの売り場で、責任者を呼び出し、売り場をアピールしてやるから写真も撮らせてと、おばちゃんパワー炸裂の突破力で、次々と情報を集めていく。これがナニワの市井の力だ!などと感心してると、思ってた場所に店がないとのこと。

 

地下街にあったはずの、他県のアンテナショップがいくつか撤退していたらしいのです。

 

大阪という大きな都市で撤退するアンテナショップが複数もあるのは、少々意外でした。

 

そこでしか買えない遠くの県の売れ筋商品を扱う店も、売れずに撤退してしまうのか。

 

その一方で、最近は仙台に北海道やら沖縄やらのアンテナショップが進出している。大阪で消えた店が東北の一都市に現れる。これも意外でした。

 

アンテナショップはどういう潮流で、進出、撤退をするのでしょうか。

 

木下斉さんのブログに、こんな記事がありました。

 

(参照)「アンテナショップ」5つの勘違いからの脱却プラン (No.887)

 

確かに、人が多い場所で地域のいい物を出せば売れるなんて、素朴な思い込みでは厳しそうですね。

 

記事でも同じような話が出ていますが、アンテナショップは、出した先の地域のニーズを探り、商品のブラッシュアップや新規開発を行うマーケティングの場として機能させるのがよいのかなと思います。そうなると、単にモノを売る店ではなく、来訪者との関係を築けるコミュニティとして回したいところ。

 

大森の石巻マルシェのような、出店先の地元商店街や地域の人々と濃い関係が生まれているようなところこそ、そうした可能性があるはずで、そもそも一軒の実店舗がもたらせるインパクトを考えると、単に売るだけのお店だと、もったいないかもしれませんね。

 

アンテナショップの「アンテナ」が果たす機能に、面白い工夫があるといいかなと思います。

 

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